Venture | VE 10 | GRC | 1988 | M: VG+ / VG+ | JK: VG+
A1: Seon In Macau
A2: The Pink Room
A3: World Collision
B1: La Tête Dans Ma Tête
B2: The Green Chinese Table
肩書きが多すぎてなんと説明したらいいのかわかりませんが、、作曲家/コンポーザー/マルチプレイヤーでもあり、レコーディングエンジニア/マスタリングエンジニアでもあり、コム・デ・ギャルソンの音楽制作など国内国外関係なく多岐に渡る活躍をするアーティスト、Seigen Onoことオノ・セイゲン氏の88年リリース作品。チェロやハープ、ヴァイオリンなどの弦楽器やPC、ギターなどを用いて、心象とリンクする情景を描写しつつ、もっと冷静に音の配置や鳴りまでをも計算されたかのようなコンポジションが心地よいコンテンポラリー・ミュージック。映画音楽のような描写と天上感のあるサウンドのA1「Seon In Macau」、清楚なブルースA2「The Pink Room」、クリアなギターがシリアスな空気を作るA3「World Collision」、面と点の音の配置で聴かせるB1「La Tête Dans Ma Tête」、知性と狂気が入り乱れるB2「The Green Chinese Table」の全5曲。同じ日本人だからこそ腑に落ちる部分と、日本人だからこそわからなくなる部分が秒速で現れる、聴きごたえのある1枚。