Kuckuck | 009 | GER | 1972 | M: NM / NM | JK: VG+ | 79年盤
A1: Phoenix / Aum / Soham 9:45
A2: Offener Himmel 1 / Gleichzeitig / Offener Himmel 2 / Sattwa / Morning Glory 12:03
B: Soma / Sunrat Shabda / Abraxas / Susani / The Key 21:43
ドイツのシンセサイザー奏者・ニューエイジ・ミュージックの先駆者 Georg Deuter の72年リリースの傑作。これは79年リイシュー盤。波の音や小鳥のさえずりなどのフィールド録音とエレクトロニクス、フルートやパーカッション、シタールなどの民族楽器が深い精神性の下に見事に融合するエスニック・ニューエイジ・ミュージック。自然音と爽やかなアコギ、シタールのドローンなどと細かいパーカッションが流れをつくるA1「Phoenix / Aum / Soham」、深いリヴァーブの怒涛のパーカスから静寂に展開するA2「Offener Himmel 1 / Gleichzeitig / Offener Himmel 2 / Sattwa / Morning Glory」、ミニマルでクラウトなギターとベルなどの打楽器が恍惚へと誘うB「Soma / Sunrat Shabda / Abraxas / Susani / The Key」など全3曲。まだ初期のクラウトっぽさが残っていますが、この作品から東洋指向が深くなっていきます。変わり目は完成されていないので面白いです。