Ironic Records | ironic No. 2 | UK | 1982 | M: VG+ / VG+ | JK: VG
A1: Take Your Shoes Off 1:51
A2: Taking It As It Comes 2:00
A3: Sky-skating 2:42
A4: Rap With The Trees 4:56
A5: Until Untrust Unties 1:27
A6: Trust 3:25
B1: The Outness Queens Travelling Theme 2:16
B2: So Close Is Still Too Far 1:55
B3: Nothing Outside Us 4:56
B4: Still Too Far 1:11
B5: Warmer Than Gold 3:40
B6: Pride 3:27
米奇才シンガー Annette Peacock が82年に自身の Ironic Records から発表した作品。ジャズ、ロック、電子音楽、声の表現を早くから行き来してきた彼女が、より小さく、より個人的な場所へ音を絞った作品です。
ここでの魅力は、派手なアレンジや演奏の強さではなく、声とピアノが作る独特の距離感にあります。歌っているようで語っているようでもあり、感情を大きく出すのではなく、少し引いた場所から言葉を置いていく。その冷静さの奥に、かなり強い孤独と意志が見えます。
シンセやリズムの使い方も、80年代らしい華やかさとは別のものです。音数は少なく、どこかむき出しで、部屋の空気まで録られているような近さがあります。整ったポップスにはならず、ジャズにもロックにも寄り切らない感じ。Annette Peacock はここで、ジャンルではなく、自分の声が一番自然に立つ場所を自ら作っているように聴こえます。
静かな作品ですが、弱い音楽ではありません。むしろ、余計なものを削ったぶん、声、言葉、間の強さが残ります。派手な代表作とは違う形で、彼女の本質がよく出た重要作です。UK盤。
Sleeve: スレ/クスミ/シワ/側面にスレによる色剥げ
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
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