Carrere | 2934 104 | GER | 1978 | M: VG+ / VG+ | JK: VG
A1: Speedway 2:53
A2: Odyssey 4:00
A3: Eyes Shade 6:47
A4: Watch It 3:00
B1: L'Obsession D'Archibald 5:30
B2: Hollywood Flanger 3:50
B3: Psychosomatique 10:52
キーボード/シンセサイザーの Dominique Perrier とドラマー Roger Rizzitelli によるフランスの電子音楽デュオ Space Art が77年に発表したセカンドアルバム。2016年には Because Music からリイシューもされているので、知っている人も多いはず。
Jean-Michel Jarre 周辺のフランス電子音楽と近い時代の空気を吸いながらも、Space Art はもっとバンド的で、少しロック寄りの体温があるのが特徴。シンセだけで浮遊するのではなく生ドラムが前に出ることで、音に硬い骨格が生まれます。反復するフレーズとタイトなドラムがディスコ以後のダンス感覚にも接続する抜けの良さを持ちつつ、一方できらびやかな電子音が広がりながらも、どこか手作業的な粗さが残る楽曲群。そこが今聴くと逆に魅力で、整い切ったテクノ以前の、機械と人力がまだ継ぎ目を見せている時代の音になっています。
後半ではスペースディスコ、クラウトロック、プログレッシヴロックの要素がゆるく交差します。大げさな宇宙旅行というより、70年代後半のスタジオでシンセとドラムが未来を手探りしているような感触。フランス産エレクトロニック・ミュージックの黎明期にある、ポップさと実験性のバランスが良い1枚です。ドイツ盤。
Sleeve: スレ/クスミ/シワ
Media: 薄くスレ/静音部に軽微なチリノイズ
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