Hyades Arts | HyD-III | SPA | 1990 | M: NM / NM | JK: VG+
A1: Buleria
A2: Lamento
A3: Jaleos
A4: Rumba
A5: Zambra
A6: Coda
B1: Fandango De Huelva
B2: Adagio Y Petenera
B3: Solea
B4: Tanguillo
B5: Buleria (Ubbadza)
B6: Arabesco Y Buleria
B7: Final
振付師 Víctor Ullate がディレクターとしてCompañíaNacional de Danza というスペイン国立バレエ舞踏団を監修した時に、スペインのピアノ奏者/作曲家 Jeronimo Maesso が音楽を担当した即興芸術作品。90年リリース。コンピュータライズドされたドラムマシンやハンドクラップのマシ―ナリーなグルーヴ、シリアスで危機感煽るシンセサウンドがダンスとは無縁なように配置されていくコンテンポラリー・ダンス・ミュージック。ハンドクラップから静かに始まり徐々にドラムが強くなっていくA1「Buleria」、パイプオルガンの神聖なサウンドの中を打ち破るようなノイズが被さるA2「Lamento」、縦横無尽に乱れ飛ぶ電子変調ドラムA4「Rumba」、不穏なピアノのB1「Fandango De Huelva」、渦巻くようなグルーヴのB6「Arabesco Y Buleria」など、全13曲通して気を抜けないほどの緊張感あふれるマシン・インプロヴィゼーション。一体これに合わせてどう踊り舞うのかも気になりますが、、格調高くも乱れて変調していくビートによる、複雑にも曖昧な音楽。今の耳に刺激的。