Emi-Valentim De Carvalho | 1775751 | PRT | 1985 | M: VG+ / VG+ | JK: VG+ | 全体的に静寂部にチリパチあり
A1: Música Imediata
A2: Sons D'Andalucia (Ao António Portanet)
A3: Diálogo Crioulo
A4: Cantos Da Lua
A5: Murmúrio Das Nuvens
A6: Dança Das Sombras
B1: Larghetto Dos Prazeres
B2: Enigmas / Ao Sul Do Som (Ao Vitorino E Ao Janita)
B3: Pêndulo
B4: Contraponto I
B5: (In) Diferença
B6: O Som: Dúvida Azul?
B7: Uimbre
ファドの伴奏楽器としては欠かせない楽器、ポルトガル・ギターの名手 Pedro Caldeira Cabral による85年リリースの作品。普通の西洋楽器としてのギターとは調律が異なり、そのセッティングでのメロディの構築がファド特有の神秘的でロマンティックなコード感をつくりだします。そんなポルトガル・ギター奏者の中でも超一流。ポルトガル特有の郷愁感と悲哀が、得も言われぬ美しいコーラスを生み出す全13曲。オーボエの泣きに酔いしれるA1「Música Imediata」、幽玄にたゆたうフルートと後ろで鳴り続ける弦楽器のレイヤリングが美しい奥行きをつくるB6「O Som: Dúvida Azul?」、ポルトガルの街中の猥雑さを思わせるB7「Uimbre」など本当に良曲多い作品。聴きなれない音楽ではありますが、美しいと感じることは万国共通。ぜひ、聴いてみてほしいです。ジャケットも美しい。