Materfonis | MLP-1002 | PRT | 1986 | NM / NM | JK: VG+ | ゲートフォールドジャケット
A1: É Bom Sentir-te 5:58
A2: Ann 4:40
A3: Glória 4:18
A4: Amadis 4:18
B1: Angola 5:24
B2: Laser 5:25
B3: Despertar Da Primavera 8:18
アンゴラ出身/ポルトガルで活躍したシンセサイザー奏者 Antonio Eduardo Benidy Neto による To Neto 名義の86年リリース作品。機材の進化により1stの頃に比べると幾分音が太くなってはいますが、それでもやはり同じ年代の他の国での同じ類の音楽よりも線が細く繊細で女性的なのは、ポルトガルという国柄もありますが、アーティストの個性によるところが大きいのでしょうか。ブライトなシンセとナイーヴなメロディ、そして明らかにディスコからの影響が色濃いシンセポップ/アンビエント・サウンド。プロト・ハウスミュージック的なグルーヴ/展開ですがやはりメロディは泣きまくっているA2「Ann」、壮大なシンセとレトロフューチャーなメロディのA3「Glória」、ダンスミュージック然としたグルーヴの作り方のB1「Angola」、美しいピアノが映えるB2「Laser」(おすすめ!)など全7曲。やはりこのウェットで線の細いサウンドときらりと光るメロディセンスが、まさしくポルトガルなのだな、と再確認。