Le Chant Du Monde | LDX 74789 | FRA | 1983 | M: NM / NM | JK: VG+
A1: Mouvements 4:04
A2: Ballade 3:20
A3: Combat De Coqs 4:55
A4: Conversation 5:53
B1: Balance 4:58
B2: La Nuit A Peur Du Soleil 3:22
B3: Poursuite 6:25
B4: Félin 4:20
アルジェリア生まれでフランスで活躍するパーカッショニスト Guem による83年リリースの作品。小細工ナシの問答無用パーカッション一本勝負。叩けば誰でも音が出るはずなのに、誰にも出せない「音楽」を奏でる豊潤なリズム。ダンスミュージック・ピッチなA1「Mouvements」 B1「Balance」、うねるようなグルーヴのB3「Poursuite」などありますが、やはりA4「Conversation」でしょうか。自然音の中をミニマルなパーカッショングルーヴが展開する1曲なのですが、この「Conversation」というのが答えなのかもしれません。内から外からあふれ出す事象に対してパーカッションという楽器を用いて会話を繰り広げること。それがこのアルバムだけに限らず、パーカッショニストとしての「作曲」という行為に他ならないのかもしれない、などと思いました。全8曲の魂の会話。耳を傾ければ聴こえてきます。