Les Disques Motors | MTO 77000 | FRA | 1976 | M: VG+ / VG+ | JK: VG+
もう40年も前の作品とは全く思えない音のクオリティ。この年代の他の作品とかはどうしてもやはり機材の古さが前面に出てしまいレトロな匂いがしてしまいますが、このアルバムではそう思う瞬間が少ないんです。
A1: Oxygene (Part I) 7:40
A2: Oxygene (Part II) 8:20
A3: Oxygene (Part III) 2:50
B1: Oxygene (Part IV) 3:50
B2: Oxygene (Part V) 11:10
B3: Oxygene (Part VI) 5:55
フランスの電子音楽家Jean Michel Jarreの76年リリースのファーストアルバムにして名盤。どうしても電子楽器は日進月歩で進化していき、その機材の新しい古いで楽曲の良し悪しにもダイレクトに反映してしまいがちですが、このアルバムには不思議と一切そういう古さを感じないのはなぜなんでしょう、、。やはりA2「Oxygene (Part II)」でしょうか。余談ですがジャッキー・チェンのファンだった方にはお馴染みですね。「蛇拳」で挿入歌として使われていました。この一聴すれば必ず入り込める浮遊感のある壮大なメロディセンスは本当にすごい。シンプルなリズムと旋律が明確なB1「Oxygene (Part IV)」、かすかなリズムと空気までもうねらせるシンセのB3「Oxygene (Part VI)」などつながってはいますが全6曲。音楽に「ポップ」なセンスはどんなジャンルにでも必要なことを教えてくれる1枚。
